先日、今年度のノーベル賞受賞者が発表されましたがアフリカなど熱帯地域の寄生虫による感染症から多くの人を救い生理学・医学賞を受賞した北里大学の大村智名誉教授に引き続き、ニュートリノには質量が無いと言う従来の定説を観測で覆した功績で東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長が物理学賞の受賞に決まりました。
純粋に手放しで喜べる明るいニュースと言うのは、本当にいいものですね。
私が評価されたわけではないですが、同じ日本人がその功績を評価されるのは本当にうれしいことです。・・・しかし、ただ単純に喜んで置きたいのになかなかそうはいかないのが世の常です。
今回の日本人のノーベル賞についても、なかなか背筋の凍る裏話があったのです。
今回物理学賞を受賞した梶田所長の所属する東京大学宇宙線研究所はかの有名な施設である「スーパーカミオカンデ」を所有しておりそれなくしては受賞に至る大発見もなしえなかったのですが、実はこのスーパーカミオカンデ、バカな政治家を国民が選んだばかりにすんでのところで廃止されるところだったのです。
民主党政権が行った事業仕分けというのがありましたよね。
エリの立った女政治家が知識もなく意義も理解しようとしないまま偉そうに廃止、廃止と連呼していたアレですよ。
今更民主党政権のことを、と言う方もいらっしゃるかも知れません。
が、私はその負の遺産が見つかるたびに声を大にして指摘し続けることが重要だと考えます。
アホな政治家がもたらすものの重大さは、長らく語り継がねばならないものですから。