自動車事故を起こしてからの板金修理のながれ

まず、自動車の事故は運転をしている人ならば誰でも起こり得るものです。いざというときにどうすればいいんだろう?
どこに頼めば良いんだろうと悩みますよね。基本車を購入したお店に頼むのが普通だと思いますが、自宅近くの板金塗装屋を1つ見つけておいた方が良いと思います。

次は修理工場に入れてからの流れについて説明します。
保険に加入してる場合(任意保険は任意となってますがまず入っておいた方が良いです。)その保険会社にどこどこの工場に修理を入れた旨を伝えると、工場に連絡があります。その担当者は車がどの程度損傷してるかを見積もりし保険会社に伝えます。保険会社が着手オッケーの返事をしたら必要な部品を注文し修理が着工されます。ここでの注意点はお客様にも見積り金額等の提示がありますので、修理をするのか、保険を使って直すのか保険を使わず自費で修理をするのか決めて頂きます。

次に、実際の修理方法が決まると修理着工です。まず損傷のある部分の部品を外していき、工員が内部まで損傷確認をして同時に直していきます。
外板部分の損傷だけか、内部(骨格類)まで損傷してるのかです。
例えば今回の修理内容が、プリウスフロント廻り修理

修理内容
・フロントバンパー交換・右ヘッドライト交換・ボンネット板金修理だったとします。

この場合、必要部品を外し、ボンネットの板金修理に入ります。変形又は凹みがあるところをハンマーとアテバンを使い叩いて直したり、機械を使って凹みを引き出したりして変形している部分を形にします。

ある程度形になるとそれからパテを盛り形を整えそれを研いで成形していきます。その時に注意することが、修理している面が高すぎないか低すぎないか、ラインはしっかりと作れているかいないのか。
そうしてやっていくとボンネットの成形が完了します。因みにおおそよパテ研ぎのできる職人になるのは3年ほどかかります。

次は塗装工程に入ります。まず板金修理した個所の防錆処理をして、その車のカラー番号から色を作っていきます。今は国産・外車全車種の色番号というのがありますので、まずはコンピューターで近い色まで作っていきます。ここからが大変で、その近い色から実際の車の色に作っていくのです。
年数が経っている車ほど調色が難しいですし、ここ最近の車はパステルカラーが多くなってきたのでその調色も大変です。因みに調色ができるまでの職人になるのはおおよそ5年はかかります。

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